迷宮百年の睡魔―Labyrinth in Arm of Morpheus

迷宮百年の睡魔 (新潮文庫)

迷宮百年の睡魔 (新潮文庫)

週末に読み終えていたのですが,ここに書くのを忘れていました.相変らず森作品.シリーズ2作目のこの作品,またまた他作品とのリンクがあって楽しめる.しかし何よりロイディのキャラに磨きがかかっているというか…楽し過ぎです,彼.私が読書するのは主に電車及び駅ですが,何度にやりとしたことか.
殺人事件が起こりますがミステリとしては読まない方が良いように思う.私はミステリでもミステリでないものと同様にひたすらストーリーだけを追って,ストーリーと登場人物の心情だけを楽しむ人なので,あんまり関係ないのですが.「そんなんあり?」て思ってしまいました.わからんよ,これは.いや,でも分かる人には分かるのかもしれないけど….
帯に「読むと感覚まで非現実的になる小説を私は初めて読んだ」という解説からの引用がありますが,この非現実的な感じが好きです.スカイクロラもそういう感覚で読んでるところがある.どちらも好きな作品です.そしてどちらも残るはあと1冊.最終巻が楽しみです.でも最終巻読んだらもう読めないのは寂しいなぁ….